
ISHINOMAKI STOOL
¥22,000
ISHINOMAKI STOOL
「ビールケースを椅子代わりにしていて」「天袋に荷物を出し入れする時の踏み台がほしい」「玄関で靴を履くのにちょっと座れるところがあれば助かる」仮設住宅の暮らしから聞こえてきた声を形にするため、アメリカの家具会社ハーマンミラーと行ったワークショップで設計したのが、ISHINOMAKI STOOLです。軽やかでコンパクト、これ一つで何役もこなします。狭い空間でも邪魔にならない省スペース性、日々に溶け込むシンプルなデザイン。多くの市民に重宝されたそのささやかな感動が静かに広がり、今では石巻工房を代表する製品のひとつとなりました。
垂直荷重による強度試験結果:最大荷重値6.5t(宮城県産業技術総合センターにて)
- 座っても乗せても、ハの字が効く。
- 軽く腰かけてみてください。座面(天板)上に重さが加わると、“ハの字”に組まれた脚部の構造が本領を発揮し、どっしりと落ち着く。屋外のワイルドな設置地面を想定した、DIYならではのアイデアです。
- 多少凸凹した地面に置いても、加重によってガタつきが軽減されますので、ぜひ体感してください。
- 強くて素朴。自由で温厚。
- 使われているのは、レッドシダーという無垢材です。丈夫で耐候性が高く、条件によって異なるものの、10年~20年は無塗装で十分に使用可能といわれています。
- 素のままで経年の温もりを味わうもよし、オイルを塗って新たな風合いを醸すもよし。暮らしにあわせて自由に楽しめるのが、DIYデザインの大きな魅力です。
- 変化を見つめながら、そっと育てています
- 当初は屋外使用を前提に、脚先に角度を付けて接地面を減らし、劣化防止やぬれた地面から雨を吸いすぎないための工夫を施していました。現在では屋内使用も考慮して、水平加工もプラス。デザイン面でも少しずつブラッシュアップを加え、時の流れや使う人の暮らしを感じながら、ISHINOMAKI STOOLは静かに成長しています。
- さあ、どうやって使います?
- キッチンでしょっちゅう使うという人がいます。小物を飾るという人や、お客様が増えた時の椅子として出すという声もあります。片手で持てる軽さなのに頑丈だから、あちこちに動かしてはがしがし乗る、座る。とにかく遠慮はいりません。たまには何も置かないで眺めてみると、なぜでしょう、心がほっと落ち着いたりします。
Designer Profile

芦沢啓治 Keiji Ashizawa
株式会社芦沢啓治建築設計事務所代表取締役。1996年横浜国立大学建築学科卒業後、architecture WORKSHOP、super robotを経て、2005年に芦沢啓治建築設計事務所設立。正直なデザインを心がけ、建築からプロダクト、家具のデザインまで幅広く活動を展開する。主な受賞にグッドデザイン賞(NOKI)、日本インテリアデザイナー協会賞(PARABOLA LIGHT)、National Architecture Awards: IN AUSTRALIAなど。
Attention
- 無垢材の特性上、表面にサンダーがけでは解消しきれない傷等がある場合があります。
- 木材全般の性質上、太陽光(紫外線)による色あせ、湿度・温度、または経年劣化に伴い内部応力の反発によって「そり」や「ねじれ」「割れ」といった現象がおこる可能性があります。
- 座面上に加重が掛かる事によって脚部の開きより安定する構造になっております。無加重状態では多少のガタツキが生じることもあります。
- 塗装をお楽しみいだだけますが、強度を増すため接着剤を使用している箇所では塗料がはじかれてしまうことがあります。
- 使用場所の床に傷が付いてしまう場合があります。ご注意下さい。
- 木材の状態により表記サイズに若干の誤差が生じることがございます。
- ご質問やご不明な点はお問い合わせください。